セイコーインスツル株式会社(以下「当社」)が、中国の電子部品メーカーである厦門精芯科技有限公司(英語表記:XIAMEN JINGXIN SCIENCE AND TECHNOLOGY CO.,LTD)および寧波精芯科技有限公司(英語表記:NINGBO JINGXIN SCIENCE AND TECHNOLOGY CO.,LTD)(以下両社を総称して「精芯社」)を被告として提訴しておりました特許権侵害訴訟において、当社の勝訴判決が確定いたしました。
精芯社が製造、販売等するプリンターメカニズム(製品名:JX-2R-22及びJX-3R-06)において、当社保有の特許権を侵害していたため、2020年3月に当社は中国の厦門市中級人民法院に特許侵害訴訟を提起し、2021年6月に当社が第一審勝訴判決を得ておりました。
精芯社は当該判決を不服として上訴しておりましたが、今回、自ら控訴を取り下げることとしたため、最高人民法院において、2023年7月9日に精芯社が上訴を取下げることを認める旨の裁定書が発行されました。
この結果、精芯社が当社の第一審勝訴判決の効力を認め、当該判決を完全に履行することになりました。なお、第一審判決では、侵害品であるプリンターメカニズムの製造、販売の停止と損害賠償金の支払いが命じられております。
対象となった特許権は、当社製品のプリンターメカニズム「CAPD」に関連するものであり、当社が中国を始めとする世界中のPOS市場に向けて独自に開発したものです。
今後も当社の知的財産権が侵害されたと判断した場合には、今回のような適切な措置を講じ、ブランド価値の維持・向上を図ってまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
経営企画部 広報課
https://krs.bz/sii/m/sii_inquiry_jp
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