セイコーインスツル株式会社(以下「当社」)は、中国の電子部品メーカーである厦門頂尖電子有限公司(英語表記:Xiamen Pinnacle Electrical Co., Ltd、以下「Pinnacle社」)を相手に提起していた意匠権侵害訴訟について、中国福建省高級人民法院で勝訴いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
当社は、以前にもPinnacle社による本件と同じ意匠権侵害に関わる侵害訴訟を提起し、2019年11月にはPinnacle社に対して侵害行為の製造・販売差止を命じる判決が下され、当社の勝訴判決が確定しておりました。
しかし、判決確定後もPinnacle社は、侵害品の製造・販売を中止しなかったため、当社は、2022年2月にさらに懲罰的賠償を請求する侵害訴訟を提起しました。この侵害訴訟は二審まで行われ、2024年4月に最終判決が下されました。判決では、一審判決と同様に当社の主張が認められ、懲罰的賠償金を含む賠償金333万人民元(約7200万円)※1の支払いをPinnacle社に命じる判決が下され、当社勝訴が確定いたしました。
対象となった意匠権は、当社が世界中のPOS市場に向けて開発した当社製品のサーマルプリンターメカニズム「LTP02」の外観形状に関連するものです。
今後も当社の知的財産権が侵害されたと判断した場合には、今回のような適切な措置を講じ、ブランド価値の維持・向上を図ってまいります。
※1 1人民元=21.69円で換算(2024年6月12日時点)
【本件に関するお問い合わせ先】
経営企画部 広報課
https://krs.bz/sii/m/sii_inquiry_jp
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