ORTEC社製オールインタイプのスペクトロメーターLDM100-GEMをご紹介いたします。　LDM100-GEMはGe半導体検出器と検出器冷却用のスターリング・クーラー、信号処理用のデジタルＭＣＡを一つの筐体に凝縮させた、計測室での使用を前提として開発されたスペクトロメーターです。
LDM100-GEMに内蔵される結晶は長さ65mm、直径50mm、相対効率40％(代表値)のP-タイプGe結晶です。Ge検出器を内蔵のスターリング・クーラーで冷却するため、これまでのような冷却用の液体窒素は必要ありません。従いまして、液体窒素補給作業から解放されることになります。内蔵のGe検出器で検出したガンマ線は電気信号に変換され、内蔵のデジタルMCAで処理され、スペクトルデータとしてメモリーに保管されます。LDM100-GEMにはMAESTRO-32ソフトウェアが標準で付属します。PCにインストールされたMAESTRO-32ソフトウェアからLDM100-GEMの制御、データのモニターを行います。
LDM100-GEMはわずか30W(以下)の電力で動作します。停電時には内蔵バッテリーにより約３時間の動作が可能です。また電源復旧時、待ち時間なしに再起動させることが可能です。

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