ゲルマニウム半導体検出器（以下、Ge検出器）の特性は、ガンマ線（X線）スペクトル測定に用いた場合に優れたエネルギー分解能を示すことです。 ORTECはGe結晶成長技術をはじめて開発しました。多様なガンマ線検出器の開発を通じて、高純度Ge検出器のトップサプライヤに成長したのです。検出器素子とプリアンプを小型真空容器にカプセル化し、取り外し可能な検出器を実現したPopTopは、アプリケーションの幅を広げた革新的でユニークな製品です。

ORTEC のGe検出器は、漏れ電流やノイズを低減するため、液体窒素に近い温度で動作するように設計されています。そして、(a)検出器素子HPGe（※または Si(Li)）、(b)電荷型プリアンプとHVフィルター（ケーブル付属）、(c)クライオスタットと30L液体窒素デュワまたはクライオスタットとデュワのアッセンブル、あるいは電気的に冷却するクライオスタット、から構成されます。

製品は1keV以下から10MeV以上までのラインアップがあります。それぞれの特性は、セレクションガイドまたは最適なGe検出器の選び方を参照下さい。