概要
WinQCMは、水晶振動子を用いてナノグラムオーダーの微少重量変化を周波数変化として計測できるQCM装置(QCM934、QCM922A、QCA922およびQCA917)をパソコンから制御し、装置の共振周波数、共振抵抗、温度などのデータ収集を行うための QCM測定ソフトです。
本計測ソフトとQCM解析ソフト WinQCMA(オプション)を組み合わせて使用することにより、分子間の結合や解離の相互作用をリアルタイムに測定し、解析することができます。
本計測ソフトとQCM解析ソフト WinQCMA(オプション)を組み合わせて使用することにより、分子間の結合や解離の相互作用をリアルタイムに測定し、解析することができます。
特長
- 異なる装置の混在接続
QCM装置(QCM934、QCM922A、QCA922およびQCA917)の他、QCA922/QCM922A用マルチプレクサー、10CH 電圧データロガー GL-240(グラフテック製)や温度データロガー TR71A(ティアンドデイ製)などを接続でき、1台のパソコンで最大8チャンネルまで混在接続が可能です。 - 複数チャンネルの同時測定
最大測定データ数は1測定あたり108万データで、1秒間隔では連続12.5日の測定ができます。 - 測定データのグラフ表示
接続されているQCM装置の共振周波数/共振抵抗/温度、およびデータロガーの温度/電圧などをリアルタイムにグラフ表示します。同じチャンネルの各データを同一グラフ上へ表示したり、異なるチャンネルのグラフを最大4つまで並べて表示したり、ファイルに保存したデータと比較表示をすることができます。 - 測定データのファイル保存/クリップボードへのコピー
測定データはCSV形式でファイルに保存、またはクリップボードへコピーができ、Excelなどで編集やデータ管理が簡単に行えます。また、画面に表示されているグラフをそのままカラーで印刷、クリップボードへのコピーができます。 - コメントの設定
グラフ上にコメントを設定・表示し、測定データとともにファイルに保存することができます。通常はマーカー表示とし、マウス操作により吹き出し表示させることが可能です。 - Windows 11/10への対応
Microsoft Windows 11/10(32bit/64bit)に対応しました。