概要
XR-100CRは電子冷却されたSi-PINフォトダイオードをX線検出器に用い、プリアンプと冷却器を備えた高性能なシステムです。冷却器にはインプットFETと帰還回路もマウントされています。コンポーネント内部は凡そ-55℃に保たれ、内蔵の温度センサでモニターできます。検出器の密封容器(TO-8)にはライトタイト、バキュームタイト、1milまたは0.5mil(シリコン厚500μmが対象)のベリリウム窓を採用し、軟X線の検出が可能です。電源アンプには デジタルパルスプロセッサ&MCA機能を搭載したモデルPX5があります。
※XR-100CR は、サイズやシリコン厚の異なるラインアップがあります。
セレクションはこちらをご覧下さい。
特長
- Si-PINフォトダイオード
- 電子冷却
- 温度モニタ
- 密封容器(TO-8)
- ワイドな検出器レンジ
仕様
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- 検出器サイズ:6mm2〜25mm2
- シリコン厚: 500μm
- エネルギー分解能@5.9keV: 139eV〜230eV FWHM(検出器及びシェイピングタイムに依存)
- バックグラウンド: <5×10-3/s、2〜150keV (6mm2/500μm)
- 検出器Beウィンドウ厚: 1mil(25μm)または0.5mil(12.5μm)
- チャージセンシティブプリアンプ: Amptek特注デザイン
- ケースサイズ: 7.6×4.4×2.9cm
- 総電力: <1W
【インプット】
- テストインプット: 1mV/keV、ポジティブ
- プリアンプパワー: ±8 ~ 9V@15mA
- 検出器パワー: +180V(+100 ~+200V@1μA出力できる事)
- 冷却器パワー: 電流=350mA最大、電圧=4V最大【アウトプット】
- プリアンプ感度: 1mV/keV(代表値)
- プリアンプ極性: ネガティブ信号出力 (最大負荷1kΩ)