概要
digiDART-LFは、NaIやLaBr3などのシンチレーション検出器用MCAです。その特性からフィールド測定に最適なデジタルポータブルSMARTマルチチャンネルアナライザーです。本体860g(バッテリー含まず)と超軽量ながら、自動車に利用されている強化プラスチックと同様のABSで枠が出来ており、さらに外側には衝撃吸収を施しています。勿論PCとのUSB通信は可能ですが、洗練された内蔵のディスプレイとキーパッドを使用すれば様々なタスクを達成できます。簡単なキー操作だけで核種同定や放射能算出を行い、データをリアルタイムに表示します。
バッテリー駆動時間は、フル充電のSony NP-F960とORTECレジスティブ・フィードバック・プリアンプを併用すれば〜12時間迄可能です。
【確認】digiDART-LFはGe検出器には適しません。Ge検出器用にはdigiDART 等をご利用ください。
特長
- 高性能、高耐久性、2kチャンネルMCA
- 最大スループット≧100,000cps
- PC無しでデータ収集等動作可能
- 保存データ数≧150個(2kチャネル)
- バックライト付LCDディスプレイ内蔵
- バッテリー寿命≧9時間
- 本体重量“860g”(バッテリー含まず)
仕様
- 【システム仕様】
- ディスプレイ: 240×160ピクセルバックライトLCD
- フルディスプレイ&ズームモード: 複数ROI表示
- ステータスライン: パラメータの表示はユーザー構成可能
【MCA仕様】 - システムゲイン設定: コースゲイン;1,2,4,8,16または32
- ファインゲイン;0.45〜1
- システムコンバージョンゲイン: 2048、1024、512チャンネル
- デジタルフィルタシェーピングタイム:
ライズタイム;0.8〜20μs(0.2μs間隔)
フラットトップ;0.5〜2.0(0.1μs間隔) - PC I/F: USB
【電気/機械仕様】 - 外形寸法: 約20×10×7.5(高さ)cm
- 重 量: 約860g(バッテリー含まず)
- 動作温度: -10〜60℃(LCDディスプレイ含む)