digiBASE-E【デジタルガンマスペクトロメータ】

概要

digiBASE-E は、NaIやLaBr3等のシンチレーション検出器を使用したガンマ線スペクトロスコピのための14ピン光電子増倍管ベースです。プリアンプ、HVおよびデジタルMCAを内蔵しています。
ご使用のシンチレーション検出器に接続するために必要な全てがこの1台に含まれています(ただし、PMT12ピンを使用する場合変換用アダプタが必要)。digiBASE-EのインターフェースはPoE(Power over Ethernet)となっており、イーサネットでのコミュニケーションをしつつ、ケーブル(カテゴリ5のより対線)を利用して電力の供給を受けます。
またdigiBASE-Eは、柔軟なGATE機能があり、例えば同機種を12台接続して、一斉にデータ収集を開始することもできます。(LIST MODE)

特長

  • プリアンプ、HV、デジタルMCAを内蔵した光電子増倍管ベース
  • NaI(Tl)、LaBr3(Ce)などとの接続に最適な設計
  • インタフェースはPoE(Power-over-Ethernet)接続
    プロトコルはTCP/IP
  • シンクロ操作:12台のdigiBASE-Eの同期操作可能
  • フレキシブルなGate機能
  • 最大スループット:196k cps(with 532k cps input)
  • 検出器バイアス電圧0〜+1200V (MAESTROによる設定)
  • ORTEC MAESTRO MCAソフト付き
  • 低価格で経済的

仕様

    【MCA仕様】

  • 測定モード: PHA、LIST
  • コンバージョンゲイン: 2048, 1024, 512, 256ch
  • 積分直線性: <±0.05% (99% of the range)
  • 微分直線性: <±1%  (99% of the range)
  • スループット: 最大196kcps
  • Trapeziod Shaping
    Rise/Fall Time; 最小600ns
    Flat Top Time; 最小40ns
  • ゲート: COINCIDENT GATE, ACQ GATE, ROUTE GATE,
    EVENT GATE, TRIGGER IN, R-TIME SYNC
  • ゲイン: 0.33〜1.0
  • H.V: 0〜1200V(1.25Vstep by PC control)
  • I/F: PoE(RJ45コネクタ)
    【物理仕様】
  • 寸 法: Φ6.35cm×11.94cm(L)
  • 重 量: 360g
  • 電 力: ≦3 W (PoE)
  • 動作環境: -10〜60℃, 湿度0〜80%(結露の無い事)

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