Micro-trans-SPECはORTECの経験と高度な技術を結集したポータブルγ線核種分析装置です。 Micro-trans-SPEC は結晶サイズは従来のtrans-SPECと同じφ50mm×33mmを搭載しながら、重量で約30%の軽量化を実現しており、またバッテリー駆動タイプであるためドッキングステーションは不要です。本体は、伝統的なガンマ線スペクトロスコピーシステムとして設計されており、Ge検出器の分解能が保証対象となります。測定対象として、セーフガード、In-Situ廃棄物測定、緊急時測定、原子炉モニタリング等があります。(Micro-trans-SPECはHPGe検出器を搭載し、小型スターリングクーラー、DSPエレクトロニクス、独自ファームウェアを組み合わせ、設計されています。)Detectiveセレクションガイドはこちら
特長
- バッテリー駆動型ポータブルガンマ線分析装置
- 超小型なサイズに伝統的なスペクトロスコピーシステムを実装
- メカニカルに発生したマイクロフォニックノイズを低減させるアクティブノイズフィルター装備
- 小型、高性能スターリングクーラー採用
- LN2冷却不要
- TFTタッチスクリーン
- 防滴・防塵構造
- 再冷却時、室温まで待つ必要がありません
仕様
【検出器】 | Micro-trans-SPEC |
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内部HPGe検出器 | 50mmφ×33mm(結晶) |
【MCA】 | Micro-trans-SPEC |
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MCAディスプレイ | TFTタッチセンサー(VGA) |
コースゲイン | 1, 2, 4, 8, 16, 32 |
ファインゲイン | 0.45〜1.0 |
コンバージョンゲイン | 512〜16k |
デッドタイム補正 | Gedcke-Hale法 |
積分非直線性 | <±0.025%(overtop99.5%) |
微分非直線性 | <±1.0% |
【物理仕様】 | Micro-trans-SPEC | |
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外形寸法 | 37.4(L)×14.6(W)×27.9(H)cm | |
重 量 | 6.8 kg | |
内蔵バッテリー動作時間 | <5時間(25℃、HPGe検出器が冷却された状態) | |
入 力 | 10〜17V DC | |
通信ポート | SDカードスロット、USB(外部PCへActiveSyncによる通信)、ヘッドホンジャック。 |
【注】本仕様はMicro-trans-SPEC Rev.1.F以降に準拠